経済のお話をざっくりと

ライザップの決算発表を受けて、これからライザップに行く人は増えるか考える

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こんばんは、カフェオーナーのたかひろです。

本日はこちら。

ライザップの決算発表についての話題です。

みなさんご存知ライザップ。

ブゥーチッチッ、ブゥーチッチッ、ブゥーチッチッ・・・テーテテレッテテーテーテレッテ

で、大変身です。

最近のCMだと、佐藤仁美さんが継続中と題してさらにシェイプアップしているようです。

大変身したのはCMに出ている芸能人だけではなく、一般の方も満足いく結果が出た事例はたくさんあるのではないでしょうか。

(ちなみに知り合いには一人もいません)

◆当期業績予想の発表、そして・・・

14日ライザップグループは2019年3月期の連結業績予想を発表

最終(当期)利益予想は当初159億円の黒字から70億円の赤字に。

営業損益予想が230億の黒字から33億円の赤字にそれぞれ下方修正しました。

なかなか、とんでもない数字がでました。

ちなみに予想、というのは確か今年の5月に出しているはずです。

今年の5月に出した黒字予想をたった半年間で、黒字はおろか赤字転落にまで予想を引き下げています。

たった半年間で、これはまずいな、となりますかね?

すでに発表した5月である程度目処はついていたんじゃないでしょうか。

当然のことながら、株価も急落です。

◆原因はライザップにお客さんを呼べなかったから?

いいえ、そんなことありません。

ライザップはご存じの通りフィットネスクラブです。

しかし、ライザップグループというのはまた違います。

ここの社長(瀬戸健さん)は、経営不振企業をどんどんM&Aしています。

簡単に言うと、企業という箱を安く買ってその箱を修理してイイ箱によみがえらせる。

これがライザップの手法です。

(あまり詳しくありませんが、Softbankの孫さんみたいなやり方ですね)

しかし今回、その傘下入りした企業の経営改善が見込みより遅れた事で今回の下方修正となりました。

この2年余りで傘下に収めたのは60社を超えます。

ちなみに、フィットネス事業は黒字なんですよ(その他ゴルフ・英会話などのレッスン事業も黒)

◆買収の見通しが甘かったようです

社長、素直にこうおっしゃっています。

そして話は少し戻りまして今年6月にカルビーの会長などを務めた松本晃さんを代表取締役として迎え入れています。

5月に黒字予想を出して、その1か月後に大物を迎え入れて、半年後大幅下方。

ある程度検討ついてたんじゃないですかね?

だって、5月6月とタイミングバッチリじゃないですか。

という事は、やべーな、と思ったのはもう少し前からなんじゃ・・・

◆今後

今回、配当金予想も0円にしていますし、投資家からの信用はだいぶ失ったと思います。

潰れるって事はないと思いますが、創業15年目にしてたぶん1番の大ピンチ。

新規の買収は当分控えて、先程言った黒字の事業(フィットネス、ゴルフ、英会話)を中心に立て直しですかね。

少し手を広げ過ぎてキャパオーバーになったのが今回明るみに出ました。

しかし、まだまだ若い瀬戸社長と松本晃さんのコンビがどう立て直していくのかは注目です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまた、たかひろでした!