こんばんは、カフェオーナーのたかひろです。
本日はタイトル通り、KYB免震装置改ざん問題について考えようと思います。
初めて聞いた方も多いかもしれませんし、KYBと言えば・・・の方も
いるかもしれません。
さて、簡単に申しますと
KYBの子会社が製造した「免震・制震用オイルダンパー」の一部について
性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に達していない
または、お客様の基準値を外れた(不適合品)をデータ改ざんにより普通に出荷していた。
えっと、簡単に言いますと基準に満たない物を満たしていると言って
不正に販売していた、という事です。
【なんでこのような事が度々起こるのか】
最近で言うと
「2015年のタカタエアバッグリコール問題」
「2015年の東芝不正会計問題」
「2017年の神戸製鋼データ改ざん問題」
まだまだたくさんの不正に関わる問題はあるものの
私が記憶している(衝撃だった)問題はこの3つです。
あ、最近は不動産の不正も明るみに出てスルガ銀行やTATERUの件もありますね。
そして、今回のKYB。
実は企業や業種は違えど、共通している1項目があります。
それは
「発覚したのは氷山の一角。そして、大昔から行われていた事」
です。
組織ぐるみの隠ぺいだったのか、それともどこかの部署で止まっていたのか。
それははっきりとしない部分も多々ありますが
少なくともこういう大企業の場合、一人の人間で判断して行った事ではないという事。
必ず誰かが「まあ、いっか」で終わらす、または「面倒だし」とか。
あとはこれけっこう重要かもしれません「人員に対して窮屈な納期」
なんか、10人で1か月かけてやっと作れる物を5人しかいないのに
半月で作ってとか無理ありすぎだろ!
みたいな感じでしょうか。
もしかするとこれが大きいのかもしれません。
【人手不足はどの業種にもある】
よく飲食店なんかは取り上げられますよね。
土日に人がいない、って。
そしてそれが多くの一般市民の目に触れる職業だから明るみに出る事も多いです。
「この前の日曜に〇〇ていうファミレス行ったらホールに全然人がいなくて走り回っていた」
「こんだけ広い店内に一人しかいなくて全然料理が出てこなかった」
などなど。
しかし、何も飲食店や小売に限った事ではないのです。
先程言ったように、人が少ないのにいつも通りの納期、みたいな事も実際あります。
物流や製造業は人の目に触れる事があまりありません。
しかし、一般的に物流・製造は給与が高いです。
なので目に見えないもの、そして給与が高い。
こうなると、あ、もしかしたら楽かも。こう思う事もあるでしょう。
しかし、そこは大きな間違いです。
私は小売、飲食の他に農業、物流の仕事にも携わってきました。
人手不足なのは、目に見えるものだけではありません。
(なので最近はAIやIOTの活用が頻繁なんですけどね)
【どうしたらこういう不正は無くなるのか】
結論から言うと、まずは不正という膿を全て出し切る事です。
といっても、簡単ではありません。
先日のKYBでもそうですけど、こういう調査には必ず第3者委員会が設置されます。
身内でも内部でもない全くその企業と関係のない有識者が集まって検証・報告します。
まあ、私から言わせると第3者委員会の報告が出た所で、完全に膿が出るとは思えません。
これ、口で言うのは簡単ですがトップを全員交代、これしかないでしょう。
不正の発端となった部署から逆に上へ辿って、関わった人全て関わらないようにするしか
方法は無いんじゃないのかなと思います。
となると、企業としては潰すか、どこかに買ってもらうかするしか方法がないのかなと。
だって、昔からやってるんだったら、昔からの事をいったんリセットするしかないでしょう。
今回は免震オイルダンパーですから車や建物、色々な免震に使われています。
一部報道ではスカイツリーにも使われているとか。
作った方は信用してお願いしたのに、いくら大丈夫ですと言われても
風評被害が100%無いとはいいきれませんからね・・・。
ここまで読んでいただきありがとうございます。たかひろでした!