カフェ開業準備

どこまで食材にこだわればよいのか

こんばんは、カフェオーナーのたかひろです。

本日は食材のこだわりについてお話しようと思います。

〇〇産の〇〇を使った限定メニュー!

産地直送の野菜を使った〇〇

契約農家で仕入れたフルーツ

などなど、食材にこだわっていますよ、という謳い文句はそれぞれあれど
基本的にはアピールポイントとして有効ではないのかな、と思います。

さて、いつもの結論から先に申しますが・・・

これはどっこいどっこいです。

条件付きでの結論であれば

◆①原価管理のストーリー立てが出来ていて、且つメニュー数が少ない⇒こだわる

◆②メニュー数が豊富で全てのメニュー満遍なく提供したい⇒こだわらない

こんな感じです。

【◆①の条件でこだわる場合】

こだわりの食材、というのはほとんどの場合通常より仕入れ値は割高になります。

食材にこだわって、良いものだけを提供するのは良いですが

肝心の提供するお客様の数が少ないと本末転倒。

場合によっては仕入れ品⇒そのまま廃棄のパターンも。

そこは自店の客数と好みの分析が必要となります。

そしてメニュー数が少ない。これも肝心です。

仮にメニュー数が多く、全て食材にこだわった場合、ほぼ間違いなく原価管理はできません。

そして

「あそこのお店は食材にこだわっておいしいのに、なんで潰れたんだろう」と

なる場合もありますので十分注意が必要です。

ただし、人気が爆発すれば、こだわっていないお店の比にはなりません。

【◆②の条件でこだわらない場合】

原価管理がしやすいです。

たとえ、メニュー数が多く廃棄が出たとしても一個あたりの単価が安いので

ダメージも少なくなります。

そして、お客様には選べる楽しさも提供できます。

ただし、看板メニューかそれに準ずるものは少なくなります。

要はターゲットを絞りづらい、という事です。

ターゲットを絞りづらいという事は、例えばお客様に「おすすめは?」と聞かれても

即答しづらい事が多いです。

ここのお店に来たらこれ!というのがないので、人によってはぼんやりとした

メニュー構成に映るかもしれません。

いかがでしたか?

それぞれのメリットデメリットありますので

自店の参考にしてください。

ちなみに余談ですが、究極は「安いものを高く見せて売る」です。

それではまた。たかひろでした!