カフェ開業準備

コロナ禍での新規オープンについて

みなさまあけましておめでとうございます。

本業が忙しく、半年ほど記事の更新が出来ませんでしたが2021年はもう少し時間の使い方を考えて出来る限り記事を作成したいと思っております。

さて、早速ですが2021年はウィズコロナ元年と勝手に位置付けております。

残念ながら色々な理由で(コロナの影響が大きいのもありますが)店舗を閉店された方もいらっしゃると思います。

しかしながらその空いた物件で飲食店を新規オープンしようとチャレンジする方も大勢いらっしゃる事がわかってきました。

その中でどんな事に気を付けたらよいか。特にコロナ禍においての新規オープンは、考え方によってはやる事が明確です。

早速まとめてみたいと思います。

コロナ禍の新規オープンは意外と簡単!?

意外と簡単なのかなと思っているんです。

というのも・・・

・どのように感染症対策を講じれば良いかが明確

・お客様がお店側に求めている事が明確

感染症対策

  1. アルコールスプレーの設置
  2. アクリル板及びビニールカーテンの設置
  3. ソーシャルディスタンスの確保
  4. マスクの着用
  5. 入口での検温

大雑把に書くとこの5点セットです。これをバッチリ決めておけばお客様は安心だと思います。

お客様が求めている事

  1. 感染症対策はバッチリか
  2. 換気は充分にされているか
  3. お店に清潔感はあるか

これも大雑把に書くとこんな感じです。

しかしここには大きな勘違いも含まれています。

感染症対策もお客様が求めている事も既にスタンダード

そうなんです。

既にこれらの事はスタンダードな対策として実施している店舗が多いのです(もちろん不十分な所もあります)

おしゃれに言い換えればニューノーマルです。

なので、新規オープン時、感染症対策バッチリですよ!とアピールしてもそこまで大きなインパクトを与える事は出来ないと感じております。

コロナ禍の新規オープンのアピールポイント

感染症対策もアピールポイントとしては弱い、お客様が求めている事はほとんどのお店で対策を講じている・・・。さて、アピールポイントはどこを見出せばよいでしょうか。

専門性をアピール

なんとなくメニューをまんべんなく用意して、いかにもカフェです、みたいなメニューラインナップだと少し弱い気がします。

メニュー数は少なくて良いので、看板メニューに注力しましょう。

あそこのお店に行けば、これを食べる事が出来る、というような希少性、とでも言うでしょうか。

そもそもお客様はなぜ外食に行くのか。ここも少し頭に入れておくべきです。

色々理由はあれど、その中の一つにめんどくさい、というのがあります。例えば10種野菜のスープなんて家で作るには10種類の野菜を購入して仕込みをしなくてはいけません(当たり前ですが)。そして10種類の野菜を全て使い切るには何人分作らなきゃいけないんだと。

それをお店で注文すると、座ってるだけで出てきます。しかもおいしいのが。

メニュー構成を考える際、自分だったら家で作らないだろうな、というメニューを看板にすると喜ぶお客様は多いかもしれません。

少々値の張るメニューでアピール

これは内部的な問題もありますが、1,000円の料理を10食売るのと2,000円の料理5食売るのはどちらが良いでしょうか?

もちろん客数は多いに越したことはありませんが、客単価はとても重要な所。安く提供したい気持ちはわかりますが、あとあと自分の首を絞める事にも成り兼ねません。

ぼったくる、という意味ではなくて、例えば500円のいちごを使って1,000円のメニューを出すなら1,000円のいちごを使って2,000円のメニューを出しましょう、という事です。

さらにコロナ禍で言えば、私の体感も含みますが、お金を持っていないという事で不景気になっているわけではないと感じています。むしろ、使っていないだけでお金は持っています。消費喚起されていないだけです。なので、多少値の張る物でも価値を認められれば以前よりは支持される事が多く感じます。

まとめ(おまけの一言)

・感染症対策は講じている事が当たり前と思われるという心構えが必要

・お客様が求めている事はだいたいの人が知っている

・メニュー展開は専門性をアピール

・客単価は高く設定して質のいいものをだす

おまけ、ですけど、今の状況であれば交渉次第では普段の設定より家賃を下げてくれるかもしれませんよ。