現金の方が管理しやすいし・・・
という方もまだまだいらっしゃるのも事実ですが、一方でキャッシュレス決済を一度やると支払いがラクでそれ以降キャッシュレス決済で買い物をする、という方も少なくありません。
今回は10月消費増税に際しキャッシュレス・消費者事業還元(5%、2%)を実施するタイミングに合わせて、実際に店舗でキャッシュレス決済を導入したメリット・デメリットと実際のお客様の声を書いていきたいと思います。
キャッシュレス決済の種類
ここから勉強しなきゃいけないのか・・・
と思ってこれから先の文章を読むのを躊躇しないでください。
実際は、身近にあるor実際使っているものばかりです。
◆クレジットカード決済
みなさんお馴染みだと思いますが、クレジットカード決済です。これも言い方を変えれば「キャッシュレス決済」の1種です。
VISA,MASTER,JCBなどが代表的なカード会社で、その他にもAMERICANEXPRESSやMASTERなども同じです。
利用の有無や頻度に関わらず成人男性であれば1枚は持っているキャッシュレス決済ではないでしょうか。
◆電子マネー決済
クレジットカードよりはほんの少しだけ踏み込みます。
多くはそのカードやアプリ、端末などで決済を完了させるものです。また、入金後に利用する電子マネーも多く現金の支払いと同等の管理が可能となります。
代表的なのはSuicaです。
Suicaは駅の券売機(カード式)や携帯電話からチャージ(モバイル式)して初めて利用できるカードです。
その他セブンアンドアイ系列のnanaco、イオン系列のWAON、ドコモ系列のIDなんかもこの電子マネー決済に種別されます。この電子マネー決済も身近な方は多いと思います。実際に毎日利用している方もいるでしょう。
この電子マネー決済も、キャッシュレス決済と呼べます。
◆QRコード決済
このQRコード決済となると、利用した事とない人が結構分かれるかもしれません。
QRコード決済とはQRコードやバーコードを使用したキャッシュレス決済の事で、一括りにコード決済とも呼ばれています。
お店があらかじめ用意したQRコードを専用のアプリで読み取り決済を完了したり、専用アプリに表示されるバーコードをお店側がスキャン等して読み取り決済が完了します。
コード決済した代金に関しては、多くは予めお客様が設定してあるクレジットカードで利用金額を決済し他のクレジットカード支払い時と同じタイミングで請求されます。
つまり、クレジットカードを出す代わりにコード決済対応のアプリを出して支払する、という事です。
クレジットカードを出すか、コード決済のアプリで支払うか、の違いです。
代表的なのはペイペイ、楽天ペイ、auペイなどです。
〇〇ペイ、と銘打っているのも特徴の一つです。
ほとんどキャッシュレス決済はこの3つに分類され、それぞれの特性を生かしてお客様側が選択し利用します。
しかしながら、導入するのは事業者毎で判断が分かれます。さらに言うと、どのキャッシュレス決済を導入すると良いのか、比較しながら1種類のみ導入する、という方も少なくありません。
さて次はお店側が導入する事についてみていきます。
キャッシュレス決済を実際に導入した場合
先に注意点からまとめます。
- 導入の際には端末等の初期費用がかかる
- 電子間取引なので売上の現金が手元に入ってこない
- キャッシュレス決済手数料がかかる
- 端末操作に慣れていない場合は、現金取引よりも時間がかかる可能性がある
- 全ての端末は電化製品なので、故障や定期的なメンテナンスで一時的に利用出来なくなる場合がある
- お客様側が操作に慣れていない場合、時間がかかるのに加えて決済不具合が起こる可能性がある
上記のうち、特に注意しておきたい項目をピックアップして解説します。
■必要なのは「決済専用端末」「専用レシートプリンター」「タブレットorスマートフォン」の3つ。メーカーによっても変わってくるが、合計概算金額30,000円~40,000円
■決済手数料は各決済方法やカード会社によって異なる。0円で決済出来る所もあるが、一般的には3.24~3.74%(1回の決済につき)
■決済後は、利用会社から銀行振込されるがその際の振込手数料やお金を引き出す際の出金手数料がかかる事もある
この注意点だけ見て、これは面倒かも・・・と感じた場合は、これ以上読まない方が良いと思います。当然ですが現金のみの場合でもキャッシュレス決済を織り交ぜた場合でも売上は売上です。
では逆にメリットはどうでしょうか。
- 現金を扱う機会が少なくなるので、口座の入金明細が売上台帳としても利用可能。また、万が一の盗難の際にも手元に現金が少ないので被害は少なくなる
- 支払い等の振込時、手数料がATM利用時より安く振込もスマートフォン1台で完了出来るのでわざわざATMへ出向く手間がなくなる
- コード決済を目当てに来店されるお客様が増えている(自分が使っているコード決済のアプリに利用可能店舗が記載される)ので、このコード決済自体広告の役割も果たす
コード決済のメリットはなんといっても「手間が省ける」事です。
例えば私がメインで利用している楽天ペイは、売上入金先を楽天銀行にすると決済翌日に口座へ入金されますのですぐに現金が必要な場合でもあまり問題ありません。
また、現金売上と併用していますが、楽天銀行口座をある特定の支払口座にしておけば残高がある場合の振込作業時間は約3分です。実際にATM行って、入金して振込して帰ってきて・・・体感で言うと現地振込の約5分の1の時間で済みます。
また、サブで導入しているペイペイはアプリの店舗紹介が充実していて簡易的なホームページとしてお客様は閲覧可能です(要編集)
こちらはペイペイの紹介です
次に楽天ペイです
|
まとめ
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、キャッシュレス決済を利用するお客様も増えています。ぜひこの機会に導入を考えてはいかがでしょうか。