新型コロナウイルス感染症の影響における目玉政策、持続化給付金。
私も申請中ながら、Twitterを中心に情報収集しておりますがなんとも言えない空気が申請者(特に未入金者)に流れております。
後学のために(2度と起きて欲しくありませんが)申請開始より2週間後の所感を記しておきたいと思います。
なお、完全に主観であることがひとつ、そして実態が掴めない推測で書いている事が多いというのがふたつ。他の意見に流されたくなかったり推測による悪い方向に妄想してしまうクセのある方はこれ以上読まない方が良いかもしれません。
持続化給付金おさらい
- 個人事業主・フリーランスへ最大100万円給付
- 中小企業へ最大200万円給付
- 条件は単月売上昨年比50%以下の実績になった月が2020年1月~12月までに1か月でもあった場合
- 計算式は昨年年間売上ー(50%減売上×12)
- 各種特例あり
- 2020年1月1日以降創業の場合は対象外(例外なし)
※端的に表現していますので誤解なきようお願いします
各都道府県の独自支援金や、特別定額給付金(1人10万のやつ)、雇用調整助成金の金額をはるかに凌ぐ金額でその支給金額とスピード感に、特に事業主の間で話題となっています。
持続化給付金の支給日目安
申請をしてから通常2週間程度
通常2週間程度と書いている事が多いこの制度ですが、梶山大臣がこんな事を言ってしまいます。
最速5月8日に支給しますよ
えっっ…
5月1日に申請して8日に…てことは、1週間で支給!?
異例です。異例中の異例です。
通常の給付金、補助金などの類はこのツイートに書いてある通りです。興味のある方は遡って見てみてください。とにかく給付金等の性質を知っている人にとってはとんでもなく早い手続きです。
おそらく、ですが1日でも早く給付して欲しい人がほとんどです。
なので当然の如く、5月1日、つまり申請日初日に申請するのは自然の摂理です。
完了した方は「これで8日に支給してもらえる…!」と思った方も少なくなかったでしょう。
しかし、ですね、これが後々仇になってしまうわけです…。
給付が申請番号順じゃない?データは大丈夫?
とにかく申請番号100番台の人が入金されていないにも関わらず、〇万番台の方に入金されているなど、「せっかく急いだのに順番じゃない」雰囲気に皆相当の不快感を覚えたはずです(今もそうですよね)
また、申請マイページを何回開いても画面が同じという「自分が今どのステータスかわからない感」が日に日に膨らみ、不安感が増していきます(未入金の方は今もそうだと思いますが)
特に色々ツイートを拝見させていただいてますと、どうやら5月1日午前中に頑張って申請した方の入金報告が極端に少ない印象がTwitter上では垣間見えます。
私も1日の9時半頃に申請終了しましたので、その日は見なかったのですがどうやらお昼頃?過ぎ?に一度サーバーダウンしたようですね。
そこで、サーバーダウン前のデータが消えたんじゃないか、という不安要素もプラスされもう気が気ではありません。
持続化給付金担当への電話が全くつながらない!
0120 115 570(30)
みたいな方も多いと思います。
見たらわかる方も多いと思いますが、これはこの番号(持続化給付金問い合わせ先フリーダイヤル)に30回連続でかけた証です。戦歴。
とにかくまったくつながらないんですよね。
ちなみに私は初日の10時前に電話したら一度であっさりつながりましたが、それ以降は全くつながっていません。
あまりに電話鳴りすぎて受話器はずしてるんじゃないかくらいつながりません。
電話がつながらないというのは思ってる以上にストレスです。
なので途中からは「LINEだと比較的つながりやすい」という噂が広まり、その噂もある程度本物という事もわかってきたため、LINEで問い合わせする方も増えてきました。
これ、LINEなかったらもっと悲惨な事になっていたと思います。IT文明に感謝です。
こうしてたまにつながる電話で質問した内容の転記や、LINEの会話履歴をスクショで載せるなどTwitterの情報共有も日に日に活発となりガセと思われる情報も飛び交い、5月14日現在も給付金界隈は混沌としています。
まさにカオスワールド。
1日から本日14日まで約2週間の動き、簡単ではありますがこんな感じです(まだまだあると思いますが、あとはTwitterのエゴサでお楽しみください)
では、なぜこんなにカオスワールドが形成されたのでしょうか。
持続化給付金支給に対し混乱を招いたあの一言
最速5月8日に支給しますよ
どう考えてもコレでしょう。
いや、もし仮にですよ、「最速で2週間、応募状況により1か月かかる可能性もあり」と言ってくれていたらどうでしょう。
確かにスピード感には多少欠けるものの、2週間でも平時に比べたらかなり早いです。ましてや給付です。融資とは違います。返済不要の用途自由。
融資で2週間は聞きますが、給付で2週間は初めて聞きました。
それをさらに1週間縮めて支給しますなんて言うもんだから、そりゃあすごいと言われます。
もし仮に最初から2週間経過より前に申請順から給付するつもりで、最短2週間かかりますとアナウンスしておけば「最短2週間と言ってるのに頑張ってくれてるんだ」という一種の戦略も取れます。少なくとも、時間をかけてでも申請番号順(多少前後してもいいが)に処理→給付or不備の連絡をすれば何の問題もなかったと思います。
それともうひとつは「自分の申請は今どういう状態なのか」という事。
1週間遅れて埼玉県独自の支援金申請がスタートしました。ただ、この申請後マイページではステータスが自分で確認出来ました。
申請中→審査中→審査完了→給付(給付のステータスは今の所出ていません)
これの有無でも全然違います。
持続化給付金では何もわからない、まさにまな板の鯉状態。
これはもしかすると、無事給付されてもかなり後味の悪い政策になりそうな予感がしております。
まとめ
早く支給してくれ