こんばんは、カフェオーナーのたかひろです。
本日はカフェ開業時の人件費についてお伝えしたいと思います。
そもそも人件費、ですが・・・
売上に対して標準何パーセントかわかりますか?
結論から先に言いますと、約30%です。
前回、原価の話をさせていただきましたが
原価と人件費は「F/Lコスト」と呼ばれます。
Fはフード、Lはレイバー。フードは食材、レイバーは人材の事です。
つまり、原価と人件費のコスト、という事になります。
一般的にF/Lコストは30:30で計算します。
原価と人件費共に30%づつ。
少し話は逸れますが、ここで簡単に1か月の損益計算書の目安を書きます。
売上:100%として・・・
原価:30%
人件費:30%
福利厚生費:10%
消耗品費:5%
水光熱費:5%
家賃:10%
その他雑費:5%
トータル経費:95%
利益:5%
飲食店だとこのくらいが目安になります。
さて、人件費の話に戻します。
人件費は、自分の給与(法人だと役員報酬)も人件費に含まれます。
そして、自分の給与が一番高比率だという事も忘れないでください。
時給を決めます。
そこから1か月何時間使えるか計算します。
その使える1か月分の時間を、営業日数で割ります。
すると1日何時間使えるか出てきますのでそれに合わせて人員計画を立てます。
はっきり言っておきます。
意外と、使えないです。
もちろん売上に応じて、使える人件費の額は大きくなります(%で算出しているので)
なので、人件費を使いたければ選択肢は2つ。
自分の給与を削るか、売上を上げるか。この2択です。
自分の給与を削る、これはあまりオススメしません。
なぜなら、節約する所には同時に入ってくるお金も少なくなるからです。
節約、というのは出ていくお金を減らす、という事であって
お金が増えたわけではありません。
もちろん、無駄は省きます。
しかし、省いた部分が直接お客様に影響する事であれば、これは悪循環です。
なので、売上を上げて、人件費を使う、これが良いです。
ただし、先行投資は注意が必要です。
「売上が上がりそうだから、人件費を多めに使おう」
場合によってはそれもアリですが
飲食店の場合、日銭商売であって受注生産販売とはわけが違います。
仮に、売上が上がりそうだから、と言って人件費を投入。
思った通りの売上が立たず、人件費だけ膨らむパターンも多々あります。
なので、今の体制で売上を上げて、上がった売上を維持出来た状態で
更に売上に拡大を目指す場合に人件費を投入するとリスクも少ないはずです。
と言っても、売上を上げるのはそんなに簡単ではありません。
その話も随時お伝えできればなと思います。
本日はこの辺で。たかひろでした!