こんにちは、カフェオーナーのたかひろです。
先日は、カフェ店長時代最終回という事で
カフェのアルバイトから店長になり、独立するために退職したお話までをお伝えしました。
本日は、退職前後から開業前の準備期間をお伝えしたいと思います。
ひきとめられたり、イヤミ的な事を言われながらも無事退職。
退職する2か月前には家も完成し、順調。
事前準備と言えば、厨房機器メーカーや住宅メーカーの方と打ち合わせくらいで
本格的に始めたのは退職してオープン日までの約3か月。
退職してまず始めたのが、法人の設立でした。
たかがカフェ、しかも自宅兼店舗で法人?
そんな事もいろいろ言われましたが、法人にしました。
理由は単純。社長になりたかったから。
法人の設立が大変(しかも自分で全部やろうとすると)なのは重々承知していました。
お店がオープンしてからではおそらく時間も取れないだろうと考え
まず始めに行ったわけです。
現状踏まえて結果から言うと正解でした。
もし個人事業主だったら、自身のモチベーション含めて
あまりよくなかったのではないかと思います。
しかしこれが想像以上に大変でした。
(なのでますますオープン前にやっててよかったなと)
この手順は後日カテゴリに分けて保存版的な感じで
詳しくお伝えしたいと思っています。
まず定款を作ります。
振り返るとこれが一番大変でした。
逆に一番最初に大変な事をやってしまったのであとは楽。
定款は簡単に言うと、法人の説明書みたいなもんです。
この法人でやること、資本金はいくらで誰が出資したか。
株主総会はいつやって、物事を決める時はどうするか、などなど。
それを作成し、公証役場へ持っていき、公証人に認定してもらって初めて完成です。
私を担当してくれた公証人が厳しかったのか
文章の校正で10回前後やりとりした覚えがあります。
それこそ、語尾の言い回し一つから。
そんなこんなでやりとりして、完成。
それを今度は法務局へ持っていき、法人設立の手続きをします。
あ、その前に、会社の印鑑作成が必要ですね。
印鑑作成はインターネットで済ませました。
公証役場に比べれば、法務局の手続きなど大したことありません。
必要書類さえ揃っていれば一発です。
法務局で法人設立が完了したら、履歴事項全部証明書が発行できます。
それと、数種類の書類を作成して今度は税務署へGOです。
税務署では、その名の通り税務を管轄するところなので
法人設立の届出はもちろんの事、棚卸はどうするのか、減価償却はどうするのか
所得税の支払いはどうするのかなど、様々な税に関する手続きを行います。
税務署での手続きが完了したら、今度は市役所です。
市役所は、法人を設立した段階で、法人はその市の一市民として扱われます。
なので、ここでも法人設立届が必要です。
最後に、県税事務所です(ここを忘れがち)。
県税事務所は、県税ですから県の管轄です。
(都道府はそれぞれその冠名の事務所ですおそらく)
市役所では市民の登録をしましたが県税事務所では
今度県民ですよという登録をしなくてはいけません。
なのでここでも法人設立届が必要です。
ざっと簡単にまとめましたが、読んでわかる通り
最初が一番大変で後になるに連れて楽になります。
(特に県税事務所なんかは、書類1枚)
なので、はっきり言って自分で出来ます。
(強いて言うなら、市販の本1冊必要なくらい)
人生経験のためにも、自分の手と足で設立すると愛着も湧いてきますよ!
本日はここまで。
次回は、開店準備のあれこれをお伝えしたいと思います。
それでは、たかひろでした!