お店の財布にお金が残っていますか?
丼勘定とはよく言ったもので丼一杯に入れるご飯の量は人それぞれ違います。同じ丼の大きさでも、100人いれば100通りのご飯の量があるので最初は丼勘定NGです(慣れてきたら感覚でやっていい時もある)
【損益計算表】を付けましょう。
- 売上
- 原価(原材料費)
- 売上総利益(粗利益)
- 販売管理費
- 固定費
- 利益
だいたいこの6つくらいに分かれます。
売上はそっくりそのまま、事業で得た売上高です。原価は売上を得るためにかかった費用の事。例えばコーヒーならコーヒー豆が原価(原材料費)です。
売上総利益(粗利益)=売上ー原価
販売管理費は人件費やストローやコースターなどの消耗品、電話・インターネット料金などの通信費など店舗運営や商品提供に関してかかるお金の事です。固定費とは水道代や電気代、家賃などある程度一定の金額の事を言い、概ね予測計算も出来ます。
利益=売上総利益ー(販売管理費+固定費)
損益計算書は良く「P/L」とも呼ばれますので覚えておいて損はないと思います。PL=Plofit(利益) and Loss(損失) statement(計算書)
すごく単純な話ですが、原価を抑えれば利益が膨らみます。前頁の原価管理で1%削減すれば1万円浮くと記載しました。今の状態を維持して原価を1%削減した場合、単純に利益が1万円増えます。年間12万円です。人によって差があるかもしれませんが、12万円あれば年間の店舗損害保険料や税金の一部に充てる事が出来ます。
お客様に満足してもらい、来てくれるお客様を一人でも増やすというのがお店をやっている最大目的だとしたら私はそこに一つ付け加えます。
満足してもらい、来てくれるお客様を増やして、利益を1円でも多く増やす。
ただし、お金お金だとお客様は来てくれません。
利益の事は考えずにお客様にたくさん来てもらう事だけを考えて営業すれば、利益はおのずとついてきます。そのためには原価管理や金銭管理など、お客様の目に触れない管理の部分がとても重要となってくるのです。