※2022年2月8日リライト済み
前回は開業資金調達と開業準備の経験を元に説明してみました。
本日は、実際にオープンしてから3か月くらいの状況は実際どういうものなのか。これも体験を元に記載してみます。
オープンから3か月後には2パターンあります
2パターンあるんです、実は。もちろん色々細かく分けるともっとありますが、それぞれのパターン別でどうなるのかを記載します。
オープンバブルが到来する場合
読んで字の如く、オープン日~3か月くらいまでバブルが到来するパターンです。
ちなみに私のお店はこのパターンでした。オープン初日から忙しく、それから3か月くらいまでバタバタでその間の月売上は歴代でも1,2を争うほどの額です。
あれ、意外と簡単・・・?と思ったら大間違い。私も実は失敗して反省している事が多いのですが浮かれてはいけません。バブルはいつか弾けます。
- あまり宣伝しなくても、新しいお店だという外観と口コミで集客に頭を悩ませる事がない
- お客様全てが初めての来店なので対応次第で常連化
- 初期投資を少しでも早く回収できるチャンス
当たり前の話ですが、お客様が来店してくれるというのは言うなればほぼ全てがうまくいきますし修正も可能。もっと余裕が出来れば追加の設備投資も出来るようになります。
ではデメリットはあるでしょうか。
- いくら自分のお店とはいえ、オープン時がオペレーションがうまく機能しないため、お客様を待たせてしまう事がある
- 1回目の来店時に印象が悪いと2回目は来なくなる可能性がある
- バブルが実力と勘違いし、店舗力向上のための対策がおろそかになる
こんな感じですが、一番気を付けたい所は最後の「バブルを実力と勘違いする」所です。
どういう基準かわかりませんが、オープン時にどっとお客様が押し寄せる事も少なくありません。それは地域柄もあると思いますが、新しい所が好きな人が多く集まる地域なんかは結構オープンバブルがあります。
あとは友人知人の存在。多かれ少なかれ「お店オープンするよー!」と近しい人にアナウンスすれば少なくとも1度は来てくれるでしょう。
最後は広告関係。人によってはオープン時にドカっと販促強化し、新店をアピールします。
このように最初はたくさん来てくれますが、3か月もすれば落ち着きます。しかも、それが落ち着いた時、今までのはバブルであって店舗の総合的な実力ではないんだな、と気付きます。
もちろん、そのままバブルの波をガッチリ掴んで繁盛店になる場合もあります。しかし、落ち着いた頃に何もしなくてもまた来てくれる、今日は天気が悪いから、今は入用でなかなかお金を使わないから・・・などと外的要因でその時期を過ごすと後々大変苦労します。
なので、継続的な販促活動や従業員教育、そして資金管理。これは繁忙閑散関わらずやっていきたい所です。
次ページでは、逆にオープンバブルが来なかった時の事を記載します。