①から④まで書き記してきました記事も
今回で最終回とします。
家の補修等の都合もあり、荷物を引越しのようにいったんダンボールでまとめましたので、今回はスマートフォンからの執筆です。
(リンクの仕方がちょっとわからないので、①から④を読みたい方はトップページに戻ってからお願いします)
①から④までほぼ走り書きのように書きました。
途中、特に被災後すぐの出来事はあまり覚えていません。
とにかく必死で片付け。
後先考えずにとにかく前の状態に戻したい。
ただそれだけでした。
そこから日々復旧作業を行って約1か月経過。
壁面や厨房機器の入替や修繕の工期が決まり
ようやく再開の日程が決まりました。
そこで感じた一番難しい事はメンタルコントロールです。
例えば私みたいな店舗兼住宅の場合、
お店が再開するまでは無職、収入ゼロです。
収入がないなら、1日でも早くお店を開かなきゃいけません。
しかし経営側の立場というのは、すべてのさじ加減が自分自身の考えです。
早くやるも遅くやるも全て自分の責任です。
その中で、お店を続ける意味だとか、
お店を開けた後、お客様は戻ってきてくれるだろうか。
など、色々な葛藤がありました。
と言っても再開する以外の選択肢はないんですけどね。
なんとか再開の目処が立ってホッとしてます。
ただ、ホッとするのも束の間で
本当の勝負はこれから。
今までより更に繁盛させないとマイナス分は取り戻せません。
誰の為に、そして何の為に再開するのか。
その考えをぶれずに突き進むしかありませんね。
仕事とは別で、今回被災し、
今まで考えてきた物の価値観がすっかり変わってしまいました。
特に車です。
私を含め車で避難した方は大丈夫だったのですが
車を置いて自宅待機した方は車の損失もありました。
その選択が良い悪いは言えません。
自分が選択した事なので、むしろ正しいと思います。
しかし中には買ったばかりの車もあったと思います。
もちろん、価格が高いのもありました。
家もそうですが、自然災害の前では実物と共に
物の価値も崩れてしまいます。
正直、高級車に乗りたい願望は結構ありました。
しかし被災後は、それがほぼなくなりました。
たった1日でその物の価値が崩れる瞬間を目の当たりにしましたので、
高級車なんかはいらないです。
それよりも他にお金をかける所があるはずです。
あ、これはあくまで個人的な意見なので
参考にはなりませんよ。
被災者となった今、何が一番大事で何を必要とするのか。
改めて考えさせられました。
身内や近所、知り合いの方々からたくさんの援助を受けてここまできましたが、
市からの援助もたくさん受けました。
衣類やタオル、非常食など様々な物資を貰える事が出来ました。
また、私は行ってませんが入浴も無料開放してる所があったり、子どもを預かってくれる保育所があったり。
でもひとつだけ要望があるのです。
それは、バスやタクシーなどの移動手段が必要だという事。
先程の車の話と少し重複しますが、
家によっては移動手段が皆無な所もあります。
例えば支援物資が欲しい場合、歩いて行ったとしても
たくさん持ち帰る事ができません。
じゃあ保育所に預けようかと思っても
なかなか連れて行ける距離じゃありません。
気分転換に外食しようかと思っても
近所のお店も浸水して休業中であればなかなか行けません。
バスは停留所が決まっていて、便利とは言い難い。
なので、無料のタクシーか
好きな場所で降りれるバスがあったらかなり良いと思います。
タクシーであれば行き帰りに送れますね。
バスは好きな場所に降りたいか、
市役所や支援物資支給先へ直通でも良いですね。
なんせ生活には車が必須と言っても良いです。
車がないとほんとに不便です。
ここはお願いしたい所かなと。
以上です。
①から⑤まで読んでいただきありがとございます。
今後被災された方のお役に少しでも立てるよう
今回はブログに書き残した次第でございます。
また何か聞きたい事などありましたら、コメント欄で良いのでお願いします。
これ以上、自然災害の被災者が増えませんように。
台風という自然災害に被災して感じた事⑤-最終回
hovalu0501
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